歯、私の相棒
産まれた時から祖父母と暮らしてきた。祖父母は物心ついた頃から入れ歯をしていた。いつも変な音を立てていて、入れ歯は臭かった。本当かどうかは知らないけれど、硬いものは食べられないと言って、母が用意した食事によく文句を言っていた。
そのせいかどうかは知らないけれど、大人になった今は入れ歯への恐怖心がとてもある。自分の歯がなくなることが怖い。以前神経をとったときは、この際どうなることかとひどく落ち込んだ心配したわりには、神経を抜いた歯は10年たっても無事に働いてくれている。
なるべく長く自分の歯で生活したいから、定期的に歯医者には通っている。かかりつけ医には3か月ごとに来るよう勧められているが、半年に一回のペースで通うのがやっとだ。定期的に歯の掃除をしているし、毎日歯を磨いているけれど、度々虫歯になる。度々歯が欠ける。自分の歯が健康かどうかはわからないけれど、歯医者にかかっているから良しとしている。
歯は私の体調をはかるバロメータだ。なぜだかわからないけれど、歯が痛い時、歯磨きした時に歯茎から血が出るときは、きまって体調が悪くなる。体調が悪くても、歯の調子が良いときは、大事ない気がして安心する。
大事だけど、なかなかまめで丁寧なお世話ができていない私の歯と、できることなら末永く付き合っていきたいものだ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません